今の日本は「アベノミクス」やらの効果で少しは景気を持ち直しているらしく、「ミニバブル」10年前(2004年・平成16年頃)と同じような時代に入っていったのか?という話もあちこちから聞こえてきます。
しかし、市民の生活はそれほど「アベノミクス」の恩恵を感じられず、特に高齢者が受給する「年金」などにおいては、受給額の引き下げが始まり、多くの「年金受給者」の不安を仰いでいます。
そういう場合証券会社からは、「株」どうですか、「外国債もいいですよ」、だったら「投資信託」でもいかがですか。と勧められることもあるかと思います。
これらは、当然元本割れも当たり前のようになっている結果もあり、それなりの「勉強」も必要なので、誰もがおいそれとやることは簡単にできません。
過去には多くの「金融商品」が発売され運用されていますが、その商品の性質上、どうしても「ハイリスクハイリターン」のものとなってしまいます。銀行やゆうちょと同じような利率であれば、当然魅力よりは、信用性の方に疑問が偏るので、皆寄り付かないでしょう。それでは銀行ゆうちょ以外の「資金運用会社」においては、「高利回り」提示して、一般市民の心を動かそうとしてきます。
そのようなものの一つに本件の「MRIインターナショナル」の投資商品があります。
21世紀に入ってからまもなくというところでしょうか。
その後「配当もあるしきちんとしている」ということで、再投資や投資資金の増加で出資額がどんどん増えていきついには他の預金のものほとんどを全額MRIにつぎ込んでしまったというような例も少なくありません。
この女性もその一人だったのかと思います。
これはこういった投資にかぎらず、一応安全と言われている「上場企業」の株式でさえ、倒産ということになれば、全額が無くなってしまい「紙くず」同然にもなってしまいます。
誰でも知っているようなことですが、「投資」する以上、それなりの下準備やその人なりの「調査」というものをしているかと思います。
一方一般の市民の方や全くの投資の素人に関しては、その会社の説明やパンフレット・会社が提示している「過去の実績」などを鵜呑みにして、投資の決意をする人が多いです。
結局は投資家といえる本人が気をつけなければなりませんが近年こういった投資詐欺や詐欺まがいの事件が多発しています。
特に現在は日本的も世界的にも経済的に困窮している時代であるため、少しでも生活改善や豊かさを求めたい一心などからもこういった投資案件に陥ってしまうケースが増大しています。
お金は(4000万円も稼いで取り返すのは大変難しいですが)また働けばその金額を取り戻すことは可能です。それにこれを機に「お金」との付き合いを切り離して人生の別の生き方を選択することもつらいことですが可能です。世の中お金で解決することが多いですし、「お金は天下の回り物」というくらいですから、「お金の力」は人生において重要な要素を占めています。
「元銀行員」だったのだから、「やられたらやり返す倍返し」ぐらいはしてもらいたかったです。
幸いにもこの事件(投資被害)をはじめとする事件の被害者(出資者)は意外にも多くいるものです。そういった被害者が集まりお茶でも飯でもいいから話をする。大したことではないかもしれませんが、これだけでも「命を絶つ」事を思いとどまる人は少なくありません。
こういった些細な「お茶飲み」のようなことが、次第に被害者の会(被害者団)に発展するようなケースも少なくありません。
大きな事件では、その方面の被害回復に詳しい弁護士が相談に乗ったり、場合によっては「被害者弁護団」というものを立ち上げて被害者をあつめて、法的な被害回復に乗り出すこともあります。
最終的な解決はやはり「法律」によるものだから、可能であれば、そのようなところで被害回復を目指すことが必要かと思います。
MRIインターナショナルの被害においては、非常に難しい事件でり解決も当然一筋縄ではいきません。それでも、MRI被害者の会というものにおいては、名古屋在住の人が主宰し、飲み会のようなものが主要都市で開催されそれに参加された被害者も精神的にはかなり安堵しているのではいのでしょうか。
またMRI被害弁護団も動きがとても早く、厳しい状況の中でもそれなりの実績を得ている部分は被害者においては大変幸運だったかと見ています。
ニュース元・資料こういった些細な「お茶飲み」のようなことが、次第に被害者の会(被害者団)に発展するようなケースも少なくありません。
最終的な解決はやはり「法律」によるものだから、可能であれば、そのようなところで被害回復を目指すことが必要かと思います。
またMRI被害弁護団も動きがとても早く、厳しい状況の中でもそれなりの実績を得ている部分は被害者においては大変幸運だったかと見ています。