米(アメリカ)も今、予算が決まらなくて一部政府のサービスも停止されており、その要員(公務員)は「自宅待機」という現状になっています。
どうしても必要な機関の職員は出勤していますが、それでもこういった予算が枯渇しているような状態では、何らかの影響がでてもおかしくありません。SECは連邦政府の機関でありますから、予算が少なくなれば運用にも必然的に制約が課されてきます。
「一枚岩」
(1)一枚の板のようになっている大きな岩。
「―の団結を誇る」
http://www.weblio.jp/content/%E4%B8%80%E6%9E%9A%E5%B2%A9
「何も同じことを考えて同じ事をしろということ」ではありません。この辞書の意味の通り、組織がしっかりまとまっているということです。
その点「MRI被害者の会」はそのような点を容易(ではないのかもしれませんが)に克服して実績を作っているようです。
MRIの日本での戦いの舞台は東京となるため、被害者の会(被害者団)の主宰が東京やその近辺に在住であれば、活動がやりやすいのは言うまでもありません。しかし、「MRI被害者の会」の主宰である一木堅太郎さんは、東京から約400キロ以上離れている名古屋在住の方ということです。
それにも関わらず被害者の会を立ち上げ、懇親会という会合を遠隔地に出向いて行っているのはとても尊いことです。こういった事件の被害者は大きな経済的損失が大きいことが多いのでその被害回復も弁護士に委任するのが必要となってきます。
当然ですが、弁護士(弁護団)が行うのは、「金銭的な被害の回復」ですそれが最も大事なことです。しかし、当然ながら、「税金の還付」とか「心のケア」や「慰め」や「愚痴聞き」までもやってくれるわけではありません。
被害者の活動(被害者団)は同じ悩みや困った点など共通することが多々あります。顔を合わせるだけでも精神的な癒しが得られます。それだけではなく、今自分が置かれている状況がどういった状況でどのような被害回復が可能かということを客観的に得ることができます。
MRIの出資者(被害者)にとっては将来あてにしていた資金繰りが狂い夕食も「安い・早い・旨い」の牛丼等で済ますようになったという話も聞きますが、被害回復においても「安い・早い・上手い」の環境にあるのは幸いだったかもしれません。