
株式会社梅(旧金城樓で清算目的会社で東京都港区)が特別清算。 新会社「金城樓」(石川県金沢市)は現在も健全に営業継続〜いわゆる「ウルトラC」(会社を資産と負債に分割し負債会社を清算させる術)による企業再生は信頼と実績があるからこそ成り立つ。
石川県金沢市にある料理屋「金城樓(きんじょうろう)」というところがあります。この料理屋は「加賀百万石のおもてなし」を基調とした由緒ある料理屋です。創業な1890年(明治23年)です。ですから2014年現在までの営業年数は124年となります。おかげさまで現在も営業を継続しています。
しかし、1980年代後半から1990年代前半まではバブルの絶頂期で料理店金城樓もその恩恵に預かり右肩上がりの成長を続けました。しかしバブルの崩壊はこの料理店にも大きく影響し1995年6月には約14億円の売上を頂点にそれ以降は加工曲線をたどっていきます。そして2011年6月期の決算では約4億4300万円と最盛期から10億円も低い売上となりました。
このままで行くといつかは倒産することになり倒産の中でもすべてが事業閉鎖を目的とする「破産」というものになり、なんとか手立てを打たなければなりません。
そこで、「経営再建策」を考えた結果、
「料理店の金城樓」を分割することにしました。一つは現在の形をそのまま継続させるための本道の会社、もう一つは「負債(借金)」を押し込めた会社「清算目的会社」ということにしました。
そして、本道の会社(現在の料理店)は新会社を作ってそこに営業をさせ、現在の会社は負債(借金)をとりあえず置き去りにしてこの負債企業を消滅させる方向で動くことにしました。この会社を金城樓から「株式会社梅」という会社名に変更して会社の本拠地も石川県金沢市から東京都港区虎ノ門に移転しそこに登記もいたしました。
となると、当初の会社は消滅目的(清算目的会社)となり、実際にある料理店は新会社ということになります。
消滅会社には、その会社にお金を貸した債権者が多くいます。いつかはお金を返さなければなりません。
でも完全に返せる可能性は非常に少ないです。そこでこの会社は「破産」と同じようになりますが、できるだけ債権者と良好な関係で借金を返済したいと思いました。その任意整理では意見が対立したり決着もつきにくいため、裁判所を絡めた清算処理「特別清算」で行うことになりました。
あとその「負債」をだれが負担するのか、親会社や投資ファンドもしくはスポンサーのような支援があれば、それらが負債を買取り、そうでなければ、債権者が一律貸したお金の何割か泣いて(諦めて)、シャンシャンする、そういった流れになるのだと思います。
「特別清算」はそのどれかが欠けていれば実現不可能になります。その場合は、民事再生手続きなのか破産なのかという選択肢にかぎられてしまいます。
そのような経緯があったのかとの推察ですが、この会社は良質の資産である「料理店の営業」もありましたが、多額の借金が多くありました。この2つを別々の経営者にしてそれぞれ別の運営にすることにより、いち早く「不安のない」経営に戻ることを目的とした方法のひとつだと言えます。
このようなやり方なら「民事再生法」という倒産処理と結果的にあまり変わらないように見えますが、民事再生法は、その会社がまるごと倒産会社として債務を減算してもらいかつ借金もできないという状態で再生を目指すという、「死んだイメージ」がつきまとってしますというのが悩みの部分かと思われます。
しかし、債権者と債務者の両者のゆずりあいのような協力体制というものがあれば、むしろ「特別清算」という形で企業再建できれば、この上ない利便性が得られるということになります。
今後の新会社が今までの栄光と実績を引き継ぎ経営支障なく健全に発展されるようお祈り申し上げます。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 06:40| 東京 ☁|
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