2009年06月30日

ゲインズ・アセット・マネジメントに6か月間の業務停止命令

● ゲインズ・アセット・マネジメント は ファンドを組成して資金を集めてそれを対象商品(酸素発生器のリース事業)に出資(会社からは貸付)してその利益を貰い、それを事務経費を差し引き出資者に配当するという、私募ファンド(匿名組合)です。
 この会社は東京都中央区銀座にあるとのことです。匿名組合は主に不動産ファンドとして利用されることが多いですが、機器のリースやアイドルの育成・風力発電など多岐にわたっての投資で、金融機関が介在する「間接金融」に対して
「直接金融」とも呼ばれます。
  匿名組合は5%〜10%の高い予想配当率を提示することがおおいのですが、その反面リスク(倒産や支払いがいじるしく遅れる、元本割れなど)も大きいため、やり方によっては
大きなトラブルに発展することもあります。かつてここで紹介した、あいであ・らいふグループ(東京都港区 自己破産)、バルチックシステム、平成電電(東京都渋谷区、自己破産)・L&G(円天、東京都新宿区)・ワールドオーシャンファーム・近未来通信なども社会問題にまで発展しています。
 また、不動産投資となるとビックカメラグループなども自社の不動産を売却してそこから借り受けるということでも税務上の大きな問題となっています。
 実際相当額が返還されないとなると、当然訴訟に発展する可能性は高いです。
 このように匿名組合は最近金融商品取引法によって、一色タンに監視する体制ができましたが、まだまだ不足な点も多く、投資する際には充分に気をつけて、余裕ある資金で投資することが大切です。

 
その後

2009年06月14日

アルデプロ、最終赤字224億円 08年8月〜4月期

●以前去年の12月頃、東証マザーズの中古不動産投資のアルデプロが「継続の疑義」という財務内容を発表したことがあります。
 通常でしたら、その後に民事再生法の手続きにうつる可能性が高いものとなります。しかし、アルデプロは何とか持ちこたえているという
ような状態です。株式市場もそのようなことなのでアルデプロについては折込みずみのようなものと考えられます。
 なんとか他の不動産投資関連のためにも持ちこたえて欲しいものです。

その後

2008年10月09日

アルデプロ;継続企業に関する事項に重要な疑義

アルデプロ(不動産業、東証マザーズ8925、東京都新宿区)が平成20年10月8日付けでアルデプロIRにおいて下記の内容のお知らせが発表されました。
 この文章が出されるということは、企業の運営がもうそろそろお手上げという状態で、倒産(民事再生法の適用申請)がかなり近いような状況を示していることになります。
 リプラスもこのような文書は平成20年9月22日(月で祝日の前の日)が出されて、翌日が休日でその翌日の9月24日(水)に倒産(通常は債権者から法的な手段を使って、身を守りながら、現在の経営者が続投するような「民事再生法」の適用申請であるが、破産手続き申請で即日破産手続き開始決定)
という結果になりました。
 平成20年10月8日に下記のIRが一斉に出されました。

アルデプロは特に中古住宅関連の売買や管理などが特化している不動産会社ですが、半年くらいは株価の動向については注目されていました。
 何とか新設される子会社だけでも生き延びて欲しいものです。




継続企業の前提に関する事項の注記に関するお知らせ(132KB


別途積立金、資本準備金および利益準備金の額の減少ならびに剰余金の処分に関するお知らせ(80KB)
定款の一部変更に関するお知らせ(92KB)
代表取締役および取締役ならびに監査役の異動に関するお知らせ(96KB)
ストックオプションとしての新株予約権発行に関するお知らせ(116KB)
新たな子会社の設立に関するお知らせ(100KB)
継続企業の前提に関する事項の注記に関するお知らせ(132KB)
2008.10.08ストックオプション(新株予約権)の消滅による潜在株式の減少に関するお知らせ(76KB)
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