2009年07月27日

銀行がスポンサー選びに「待った」 破綻リート・ニューシティの混沌

▲昨年の10月9日に経営破綻(民事再生法適用申請)したJーREITの「ニューシティレジデンス投資法人」は現在は微妙なところに来ています。
民事再生法における「債権者集会」において、債権者の同意が得られなかった場合、ニューシティレジデンス投資法人は会社を整理精算する方向への「破産手続」
に移ります。こうなってしまうとニューシティレジデンス投資法人に投資した投資主はかなりの減額された配当金をうけとるだけのものになってしまいます。
 リートの場合は会社には従業員はいないので、破産になった場合でも通常の会社よりは多くの配当金は受け取れるものの、それでも1割未満となることも
少なくありません。

 
その後

2009年03月18日

ニューシティ:大和ハウス・政投銀連合も支援企業に名乗り

●久々にニューシティレジデンス投資法人投資証券の話題です。リプラスと親しい関係にあったニューシティは大和ハウスなどがスポンサーへ名乗りを上げているようです。
実際大和ハウスは、アーバンコーポレイションへのスポンサーとしての候補でしたが、その財務内容や負債状況などからスポンサーは見合わせる状況でした。


(以下参照)
ニューシティ:大和ハウス・政投銀連合も支援企業に名乗り
3月10日(ブルームバーグ):破たんした不動産投資信託(J−REIT)のニューシティ・レジデンス投資法人の再生支援企業(スポンサー)候補として、新たに大和ハウス工業と日本政策投資銀行の連合が名乗りを挙げていることが10日、明らかになった。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

ニューシティは負債総額1124億円で破たんしたが、関係者によると、提示された入札額は1100億円以上としている応札グループもあるという。1124億円以上で決まれば貸し手が負債を毀損しないで回収できることになる。ニューシティのほかには、米投資ファンドのオークツリー・キャピタルなども入札に参加している。
  上場J−REITとして、ニューシティの破たんは第1号で、J −REIT市場低迷の理由のひとつとなっている。それだけに今後の動向が市場から注目されている。再生のための入札が成功すればJ−REIT市場への信頼が回復し、投資資金が再び流入する可能性もある。
  日本政策投資銀行の広報・CSR室課長の吉田淳一氏と大和ハウス工業の広報担当の海宝昇氏は、入札についてコメントを避けた。また、ニューシティの資産運用会社のシービーアールイー・レジデンシャル・マネジメントの広報担当者はニューシティについての取材はすべて断っている、と述べた。
ニューシティ・レジデンス投資法人の再生計画では、日興シティグループ証券がフィナンシャル・アドバイザー(FA)に選定されている。スポンサー企業を選定したうえで、裁判所に再生計画を 2009年4月7日までに提出する予定。
ニューシティのウェブサイトによると、同投資法人は住宅型の不動産投資信託で賃貸可能戸数は6766戸、不動産取得価格は1841 億円。
  新生証券の宮川淳子シニアクレジットアナリスト「ニューシティのスポンサー決定は市場でも注目されている。資金調達難から破たんはしたものの、保有資産の価値がさほど毀損されていなかったことが示される事例となるだろう。スポンサー決定を弾みに、J−REIT市場への期待が高まるだろう」と述べた。


更新日時 : 2009/03/10 17:04 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=atJXrhlGyyMg&refer=jp_japan#
(2009/3/10bloomberg日本)

2008年12月14日

ニューシティの買い手候補に大和証券系ファンドやオークツリーなど、買収金額は約1000億円の可能性=関係筋 (2008/12/12/)

●昨日話題に上ったニューシティレジデンス投資法人の件になりますが、スポンサー(買い手候補)にリプラスレジデンシャル投資法人の株式を取得している「オークツリー」の話が浮上しています。
基本的にリプラスレジデンシャル投資法人もニューシティレジデンス投資法人もターゲットにしているものは賃貸住宅であるので、どちらも同じ境遇なのではないかと思います。そういう考えからオークツリーやアップルりんごなどの話になっているのではないかとも思えます。


ニューシティの買い手候補に大和証券系ファンドやオークツリーなど、買収金額は約1000億円の可能性=関係筋
2008年 12月 12日 13:40 JST  記事を印刷する | ブックマーク[-] 文字サイズ [+]
 [東京 12日 ロイター] 経営破たんしたニューシティ・レジデンス投資法人の買い手候補に、投資会社のオークツリー・キャピタル・マネジメント、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツなど数社が残ったことが明らかになった。買収金額は10億ドル(約1000億円)に上る可能性がある。複数の関係筋がロイターに述べた。

 日興シティグループ証券が売却のアレンジャーとなっている。関係者によると09年1月末にも2回目の入札が行われる見通し。


 ニューシティは10月に、東京地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行い、受理された。負債総額は1123億円だった。

 ニューシティは、2004年12月に東京証券取引所に上場した不動産投資信託(J─REIT)で、08年2月期は24億5300万円の当期利益を計上していた。リートの経営破たんとしては初の例だった。世界的な信用収縮の影響で日本の不動産市況も打撃を受け、取得する予定だった資産の決済資金や借入金の返済を調達できなくなったのが要因だった。


 オークツリーはこれまでにも日本のリートの投資に積極的で、関連会社のアップルリンゴ・ホールディングスがリプラス・レジデンシャル投資法人8986.Tの48%を取得している。


http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK022709220081212
(ロイター/2008/12/12)

(2008/12/14/留)
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