2009年06月02日

バルチックカレー運営会社:出資金返還せず 民事訴訟十数件、「中国進出失敗」と説明

●バルチックカレー (あいであ・らいふ)関係の話題です。
 バルチックカレーは移動するカレー店ということで、一時期ブームになりました。そこであいであ・らいふグループでも代表の嘉藤慎哉が大きくテコ入れして月刊「頭で儲ける時代」にも出資者(匿名組合)ということで大募集をしていました。
 年8%の利払いをするというのは匿名組合の営業者にたいして行う社債のことで、そこに投資するのが一般から集めた投資家(匿名組合員)ということになります。
 したがって、匿名組合の営業者から投資家に支払われる配当は確定しておらず、出資した会社が破綻することによって、債権者としての口出しもできなくなるような条項となるのが通常です。
 昨日判決のあったものも「平成電電匿名組合」というもので平成電電株式会社本体と平成電電匿名組合との間ではリース契約があり社債のような配当をされるが、平成電電匿名組合とその出資者との間には
予想分配率などというような数字はあっても確定した配当利率は存在せず、営業について「意見」を言えないということで「匿名」組合という呼ばれ方がされます。


 

参照

2009年05月17日

破産者トレードチェックシステム株式会社(TC社)第1回財産状況報告集会(債権者集会)

あいであ・らいふの次に破産者トレードチェックシステム株式会社(以下TC社とも呼ぶ)の債権者集会が行われました。

 日時;平成21年5月11日(月)
 時間;14:55〜15:10頃まで(13:30〜のあいであ・らいふ外3社の債権者集会の中の一つです)
 場所;家簡地裁合同庁舎債権者集会室T
 担当;東京地方裁判所民事第20部k−1係 (単独)
 事件番号 ;平成20年(フ)第23139号
 破産管財人弁護士;五十嵐啓二 
 資料;破産法第157条の報告書(A4判片面4枚)配布
   (表紙、破産貸借対照表、財産目録、収支計算書(第1回))

 概略)
 トレードチェックシステム株式会社は株主が793名、で資本金2億2500万円の企業でした。
当初はあいであ・らいふ社の「頭で儲ける時代」の別冊で行われた「物々交換」に関する企業の設立からのものでした。
 その雑誌や縁故で株主の募集が行われました。
 平成4年9月に現在の「トレードチェックシステム株式会社」に引き継ぎ、平成19年7月にインターネットを使った「物々交換」サイト
に進出しました。
 トレードチェックシステムにおける収入は
  TCバータークラブ(トレードチェックシステムの交流会などでで行われる企業間の商品での交換)からであって
 その収入は次の通りです。
  収入 入会金 40万円、月の会費が2000円〜5000円(時期によりばらつきがあり)
     手数料のフィーとして交換額面の5%が入ってきます。
  会員は最盛期で1000名(社)程度で、そこから240社に減少という状況で財務状況は例年ほとんど赤字、経常利益も赤字でした。
その赤字を解消するために平成19年4月にインターネットを立ち上げたものの月に数万円の売り上げにしかとどまらず、従業員は3名というところです。
本社ビルは「あいであ・らいふ社」と同じ、第11森ビルで既に明け渡しを完了しています。
 現時点でのTC社の破産財団は優先債権で追われてしまい、消費税還付請求を行ってもメリットはなく、
一般債権への配当はできないとみられ廃止(管財業務を)せざるを得ない状況かと思われます。

(質疑応答)15:03
 Q1,嘉藤元代表のあいさつが全然ないので、何かを言ってください。
 A1,(嘉藤元代表)謝罪の言葉あり

 Q2,男性債権者) 先ほどの(破産管財人の)説明では一銭も戻らないという意味に聞こえるのですがどういうことなのでしょうか。
 A2、(破産管財人)現在の予想では、一般債権に対する支払いは見込めないということです。

 次回第二回期日は平成21年8月31日(月)14:30〜、本日と同じ場所(家簡地裁合同庁舎5階債権者集会室T)で行われます。
  (前の時間の 破産者株式会社あいであ・らいふ と一緒の時間です)

2009年05月15日

破産者株式会社あいであ・らいふ 編

 13:30〜14:03 迄が あいであ・らいふに関する破産管財人による説明になります。
その後に質疑応答で14:52まで行われました。

 まず、あいであ・らいふは 「頭で儲ける時代」という月刊誌の発行がメインで行われていました。
その「頭で儲ける時代」という雑誌の中の企画において物々交換を行う会社の設立のための出資を募りました。平成4年に「トレードチェックシステム株式会社」が設立されました。
 平成7年に従来の造形社が発行していた雑誌「男の隠れ家」を あいであ・らいふ により募集勧誘を開始しました。そして平成9年10月には事業譲渡によりあいであ・らいふ が運営を譲り受けて運営を行うようになりました。
 平成10年11月に「あいであ・らいふ総研」
 平成11年6月からは匿名組合方式で13件の案件において資金集めが行われました。
 平成12年3月に株式会社メガカフェが設立されました。
 平成20年3月には「あいであ・らいふホールディングス」が設立されました。それは あいであ・らいふを分割した会社の1社です。そこには従業員は26名おりました。

    あいであ・らいふは 本来の出版事業と投資事業組合などの運営が大きな柱です。
 しかし、平成20年4月16日に設立された「あいであ・らいふホールディングス」は特定の債務を分離するための会社であり、しかも「書類上の会社」でした。したがいまして、その会社の破産申し立てに関しては
帳消しにしてもらい、あいであ・らいふの事件について包含いたしました。
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