2013年07月13日

星野リゾート(軽井沢の旅館・ホテル系)の不動産投資信託が上場 公開価格上回る初値つけ人気〜過剰な期待は禁物

 星野リゾートという不動産投資信託がめでたく上場いたしました。
かつては、新規上場するときに購入する株式は「儲かる」というジンクスもあったのですが、このところの景気低迷の時代では、必ずしもそういう事ではない結果も見受けられます。

 先に取り上げさせていただいた、石田館 妙高ホテル(倒産〜自己破産申請)も同じホテル業ですが、ホテルの運営も時代とともに変化しつつあります。

 この星野リゾートという会社はたまたま軽井沢(長野県)という地において、旅館やスキー場ホテルを運営をしており、かねてから人気があり、儲けもしっかりあるので、この度の「上場」にこぎつけたという話です。

 不動産投資信託と同じような仕組みを持つのは私募債である「匿名組合」というものなのですが、こちらは、不動産投資信託が「投資主」という株主のようなもので売買も株式と同じようにできるのに対し、匿名組合は、運営者に経営の意志を一任するということで、運営され、さらに財務内容というものもあまり知ることができないというのものが違いとなっています。

 不動産会社(不動産投資会社)では、その私募債からはじまって、それが確実に利益を産むようになると、不動産投資信託という方向に進むところも少なくありません。

 ただ、いくら儲かっている企業であっても、このところのリゾート産業はかつての好景気のような集客は今一つというような状態でもあります。まして東日本大震災のような災害も発生すれば、リゾート産業はしばらくの景気低迷をしいられます。
 したがってこれにかぎらないものですが、慎重に行わなくてはなりません。



ニュース元・資料

2012年03月26日

液状化被害、三井不動産側が争う姿勢 浦安の震災損害賠償請求訴訟で初弁論〜東京地裁

先の東日本大震災でおこった、「液状化現象」。これが、今回際立った大津波の他のもう一つの大きな現象です。
宮城・岩手などの震源に近い地域では、「液状化現象」という話は聞きませんでしたが、特に千葉県の「浦安市」においては、その現象が顕著で、特にその地域で営業している「東京ディズニーランド」においては、多大な被害を被っています。
 以前当ブログでも述べたことなのですが、この「浦安市」は名前の通り「浦」が付く地名のため、水際に関係している場所となります。そこは、昔からあった場所ではなく、埋立地であるため、そのような地域は本当の「陸地ではありません」。
 浦安の埋め立て地だけに限らず、東京湾全体での埋立地は地盤が年間3センチほど沈むのが通常の観念です。ですから「埋立地」は普通の頑固とした陸地ではないので、こういった現象が起きやすくなるのです。

 今回この被害にあったため、三井不動産から購入した住民が損害賠償請求訴訟を起こしました。
焦点は、三井不動産に「過失」があったかどうかという事になります。
 このような「損害賠償請求訴訟」は民法第709条という有名な条文がありその条文を根拠に裁判を起こすというような形となっています。



 三井不動産は「過失が無かった」という証明をすればよいことになります。


液状化被害、三井不動産側が争う姿勢 浦安の震災損害賠償請求訴訟で初弁論〜東京地裁

液状化、三井不動産側が争う姿勢 浦安の震災訴訟で初弁論

 東日本大震災の液状化現象で千葉県浦安市の集合住宅が傾き、不自由な生活を余儀なくされたとして、住民ら32人が、分譲した三井不動産(東京)と関連会社に地盤改良工事費や住宅の補修費、慰謝料など計約7億円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、東京地裁(戸田久裁判長)であり、三井不動産側は請求棄却を求めた。
 訴状で原告側は、近隣の旧公団住宅の敷地では地盤改良工事が行われ液状化は起きていない、などと「三井不動産は軟弱な地盤だと認識しながら、改良工事を行わず販売した」と主張。
 この日、三井不動産側は「想定し得ない巨大地震で液状化も予測できなかった」とした。


2012年03月26日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/2012032601000463.htm
(2012/3/26/河北新報社)

(引用〜民法)
第五章 不法行為

(不法行為による損害賠償)
第七百九条  故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
(財産以外の損害の賠償)
第七百十条  他人の身体、自由若しくは名誉を侵害した場合又は他人の財産権を侵害した場合のいずれであるかを問わず、前条の規定により損害賠償の責任を負う者は、財産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない。
(法務省のHPより)

2012年03月13日

森ビルの森稔会長が死去 六本木ヒルズなど手がける〜不動産開発の王者でした。

六本木ヒルズをはじめとする不動産開発で有名な森ビルの森稔会長が亡くなりました。
森ビルというと、港区の六本木・赤坂・虎ノ門や新橋にいくと「第●●森ビル」なんていう表示をよく見かけます。
 今では東京スカイツリーの誕生で陰も薄くなるのかもしれませんが、東京タワーから眺めるとそのおひざ元である、六本木周辺で、「森ビル」の番号の電飾がなぜか目立つので、気になる部分が多々あったような感じがいたします。
 
 その一昔前は、赤坂などでは、強力な地上げ屋なんて言われたこともおおかったのですが交渉力がとてもあり住民の人も立ち退きに納得するなんていう場面が放送されていたこともありました。

 そんな森ビルの森稔会長が亡くなられたのも不動産開発では一つの時代の区切りとなるのかもしれまえん。山口美江さんが類似なくなられた事もショッキングでした.
ご冥福をおいのりいたします。



森ビルの森稔会長が死去 六本木ヒルズなど手がける〜不動産開発の王者でした。
 
六本木ヒルズや中国の上海ワールドフィナンシャルセンターなど国内外で都市開発を手掛けた森ビルの森稔会長が8日、心不全のため死去しました。77歳でした。後日、「お別れの会」が行われる予定です。森氏は港区を中心に再開発事業に取り組み2003年に開業した六本木ヒルズは商業施設と住宅などを統合した都市再生モデルとして注目されました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/news/post_17060
(2012/3/13/テレビ東京)
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