●4月頃、CMなどで大きな宣伝をしていた埼玉県川口市の建売住宅の建築会社「アーバンエステート」が 倒産しました。
建設業や不動産業は 金融不況の影響で倒産は多かったです。
しかし、このアーバンエステートは 経営破たんの仕方が少し異常でした。あんなにバンバンCMなど大きく打っていて、急激な倒産。
購入代金を支払っていて、その途中で倒産。かなりひどい経営破たんでした。
当然、小物を購入してものを貰えなかったどころの話ではないので、被害者も少なくありません。住宅という一生に一度の大きな買い物だけに、
訴訟事になります。
被害場所が埼玉県ということで、埼玉県の弁護士が中心になって被害対策弁護団が結成されています。民事裁判であるだけに被害の回復はかなり時間がかかります。
こういった事件は「無い袖は振れない」ということが多く訴訟で認められたとしても、そのころには民事再生から破産というようになって、怒りの持って行きようが
ないことが通常です。
「アーバンコーポレイション」も株式投資をした人が被害を訴えてアーバンコーポレイション株主被害弁護団というものを結成されていますが、
どちらの企業も金融機関による貸し渋りによる「資金繰り」の面で間に合わなかったところが大きいといえるでしょう。