●丸美の続報です。丸美は修繕積立金も無断で流用していた疑いがもたれています。「修繕積立金」はいわるる住民が積み立てている財産で
「預かり金」というものです。したがって、丸美の経営状態如何に問わず、流用は禁止のはずです。それが、倒産回避のためなのか、使用されてしまい。
自分の会社(丸美)の記入商品の購入資金に充てられたということです。
(以下参照)
丸美 修繕積立金を無断流用 管理組合総会前に 自社の金融商品購入
2009年5月14日 06:19 カテゴリー:社会
民事再生手続き中の不動産会社・丸美(福岡市)が、管理していたマンション管理組合の修繕積立金を無断で流用していたことが13日、関係者への取材で分かった。関係者によると、丸美は自社が管理するマンションを「管理者物件」と呼び、組合の通帳と印鑑を保管。組合の承認を得ないまま積立金で自社の金融商品を購入し、その後に組合総会を開いて事後承認を得ていたという。
管理者物件だった福岡市のある管理組合によると、丸美が修繕積立金で金融商品を購入し、運用することを提案。2007年5月11日に臨時総会を開き、800万円分の商品購入を決めた。
ところが実際に、購入費が振り込まれた日付は提案した4月24日になっており、丸美が総会前に積立金を無断で流用していたことが、組合の銀行口座記録から判明した。総会では、過半数の会員が組合代表へ白紙委任状を出し、出席者はゼロだったという。
丸美の元社員によると、同社は同時期に、ほかの複数の管理組合にも同じ金融商品を販売し、総額約1億円を集めていたという。購入を決めた総会は5月9‐11日に集中して開かれており、元社員は「ほとんどの総会で出席者がおらず、白紙委任のまま購入が決まった」と証言する。
被害にあった管理組合の理事長は「多くのオーナーが投資目的でマンションを所有しており、総会へ出席することはほとんどない。丸美は白紙委任で承認が得られることを見込んでいたのだろう。まるで横領だ」と憤っている。西日本新聞の取材に、丸美の代理人弁護士は「警察捜査に協力し、真相解明を委ねたい」とコメントした。
=2009/05/14付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/95404
(2009/5/14/西日本新聞)