昨日は海鮮居酒屋「さくら水産」の記事を取り扱わせていただきましたが、激安居酒屋ではこの「一休」(いっきゅう)も最近の密かなブームとなっているようです。
居酒屋・レストランはもちろん、スーパーマーケットにおいての「勝算」の目の付け所はどこかといえば、当然「利益」ということになります。
「利益」を最終的に重視しなければ、「お客様が喜んでいただける」事を重要視してもいつかは、破綻してしまうのが当然の帰結となります。
企業は慈善事業ではありません。昨日も申し上げましたが、「利益」は「売上」から「必要経費」を引いたものの残りとなります。
主な売上はお客様からの御勘定となります。
一方必要経費は、原料(食材・お酒)、設備(キッチンや椅子、テーブル)、消耗品(食材以外のおしぼり、割り箸、つまようじ、トイレ用品、台所洗剤など)、光熱費(電気・水道・ガス)、家賃そして、人件費(従業員への給与)という事になります。
ですから、「売上」をできるだけ大きくして、「必要経費」をできるだけ小さくする、これが当たり前の事ですが鉄則になります。
最近では、必要経費を小さくするために、特に初期投資(物件の取得など)を小さくする傾向にあります。
その代表的なものが「居抜き(いぬき)」というもので、店の物件を取得する前に、既に同じような業種が行われたであろう物件の設備などをそのまま活かすこと、がひとつに挙げられます。
この居抜きによる物件の取得だと、テーブル椅子などがそのまま置いてあるケースも多く、さらに厨房や冷蔵庫・製氷機などもそのまま活かせることも多いので、新たに新設備を取り付けることは必要がなく、
その結果本来1億円かかっていたところが、1/10の1000万円で行えるという事も多いので、大変利用価値があるものです。
その結果、お客様に提供する価格も低価格で行えるようになり、必然的に売上を大きくすることができるという「利益」を生み出せる原動力となることができるのです。
さて、東京一安い居酒屋「一休」においては、やはり「安さ」を魅力とした企業戦略をしていますので、やはり「安さ」がたの居酒屋に抜きん出ています。
ここの特徴は「割引」を頻繁におこなっていますので、利用者の方もそこに目を付け、しかもメンバーズカードなども利用して、常連性の定着をしているのではないかと考えれます。
今後不況のところでの居酒屋の伸びが期待されるのは、280円均一などの(定額)低価格居酒屋と、この「一休」のように時間・曜日やメンバーズカードのような「割引」を活用しているところなのかもしれません。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 18:07| 東京 🌁|
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