普通、民事再生法の適用申請(つまり法的倒産)をすると、上場企業は、1箇月後に上場を廃止するのが
慣例となっています。破産の場合はもっと早く1週間となります。
ジャスダック上場のプロバストがこのたび民事再生手続きの申し立てをしました。この特筆すべき点は「倒産したけど上場のまま」というこです。ですから実際にこの状態でも「株式の売買」が続くということです。今までの例だと民事再生法の適用申請をしたときは、1か月後に上場廃止(そのため株価が限りなく下落し最終的には1円となる)ということでしたが、それが、しばらくは継続されるという事です。
「民事再生」は、倒産(とうさん)の一種ですが、事業が亡くなるというわけではなく、事業が継続できない可能性が高くなったということなので、そういう考え方が改められたのだと思います。
■民事再生申し立て、上場のまま事業再建…プロパスト
ジャスダック上場のプロパスト(東京都渋谷区)は5月14日、東京地裁に民事再生手続きの申し立てをした。負債総額は554億4700万円。同社は大証の上場廃止基準の特例に従い上場したまま再建を進める。
http://zenchin.com/news10051703.html
(2010/5/17/週刊全国賃貸住宅新聞)
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