昨年(2012年11月2日)に神奈川県横浜市西区の市道において当時警部補の地位にあった「白沢准一」被告人は、「当て逃げ」をして、後日警察に捕まったということです。
ニュースによって記述されているものもあれば、ないものもあり、取捨選択されていて、多くの素材をみなければこの実態がみえないので、何個かニュース素材を見てみたのですが、どうやらこの事件は、「勤務中」とは言えない、警察署の食事会に行く目的で、あるところ(横浜市西区の市道)で車(部下所有の車)を停めていたのですが、左後部ドアを開けっ放しで発進(当日の白沢警部補が運転)してしたったということです。
その時そばに停めてあった他人の車にぶつかり(後部のバンパーを損壊)ました。本来なら、ぶつけた時点で「警察」を呼ぶべきなのですが、それを行わないで、そのまま逃げてしまったということです。ここで言う「警察」というのは、本人や同じ非番の警察官などではなく、110番をして、神奈川県警本部→管轄の警察署の担当者に来てもらって事故処理をしてもらうことです。
そして完全な「職務」ではないとしても、警察署の関連なのですから、職場の上席に連絡してその旨を報告することも当たり前のことですがそれもしなかったようです。
それから、恐らく自動車保険(自賠責は勿論任意保険の会社)の会社に連絡して、それ以降の事故処理は「保険会社」にまかせておけばあとは、今回の食事会には参加できなかったかもしれませんが、翌日くらいから通常の勤務などについて、そのまま何もなく警察官としての職務を継続できたはずです。
仕事のオンオフに関わらず、「事故」を起こした時は、警察と保険会社に連絡するのは誰もが教育されているはずです。仕事中(仕事オン)起こした時は、さらにそれらと間髪をいれずに「職場」に報告するのも当然です。
何を迷ってしまったのか、白沢准一被告人はそれをするどころか、さらに部下をつかって「嘘の証言」もさせてしまったということです。
本人の弁解からは「怖くなって逃げた」という事も言っています。これでは、「警察官」の適正が一挙に失われてしまうような態度です。
その後、警察で通常に事情聴取が行われ、検察に移った時は「略式命令」ですませるような形になっていたのですが、以上の経緯から見ても、事件が複雑化していて、単に「略式命令」のような内容を鵜呑みにして終了できるものではないと裁判官は判断したので、地裁に公判請求として「仕切り直し」をしたということです。
また、他の資料や他の人の情報によると、この「白沢准一」被告人は、フジテレビの「踊る大警察」というドキュメント番組での取材対象になっていたり、神奈川県警のパンフレットにも職務内容が顔写真付で紹介掲載されるくらいですから、警察官としても「模範」とされていた立場の人だったのではないかと推察されます。
自動車事故はちょっとした不注意などで誰でも起こり得るものです。「自分だけは起こさない」そういう考えを持っている人も多いかと思いますが、そいう奢りをすることによって突然やってくるものです。
ですから、もし、加害者となってしまった時は、冷静になって、「事故の初動」をしっかりやれば、その時は大変厳しい状況に追い込まれるかもしれませんが、刑事事件もよほど危険な運転をおこなっていなければ、それなりの処理で進みますし、任意保険をしっかり掛けていれば、保険会社が被害者に対して処理を施してくれます。言い方は悪いですが、保険会社があとはやってくれます。
本当に今の立場でキャリアを積みたいのであればやはり、こういった失敗に対して「誠実」に対応していかなければ、今回は仮に見逃されてもいつか同様の事が起こった場合は、さらに悪質な逃げ方になるのではないかと推察しています。
今回の件は、かなり悪質なので、過去に同様の事件や、警察官の職務の時に不正をおこなっていたのではないかと、勘繰られてもおかしくはないでしょう。
参考「白沢准一氏」の神奈川県警での採用(平成14年)パンフレット
http://www.ac.auone-net.jp/~step774/yomisirasawataiho.html
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 16:38| 東京 ☀|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
警察事件関連
|

|