2012年02月16日

国文化財の旅館「喜八屋」破産、売却の見通し〜国の文化財所有者が破産手続開始決定となるのは異例。

「破産手続き」というのはその事業を閉鎖及び清算をすることです。したがって、その経営者は、経営権等を破産管財人(弁護士)にとってかわることになり、その残余財産(破産財団)を債権者に法律にのっとって公平に分配することになります。

 その際文化財としての旅館も一応資産ではありますが、資産の売却をすることにより破産財団が増幅します。文化庁としては、その文化財がどういった形で誰に管理(営業)されるのか気がかりですが、だれも引き継ぎ手がいない場合は文化庁(国)がなんらかの形で買い取ることになるのかもしれません。しかし、この旅館もそれをもって営業をするので、その資産価値や管理も行き届くのです。結局のところだれかが「居抜き」(設備をそのまま活かしてつかうこと)のまま営業しなければ、維持には多大なお金がかかることになります。


 旅館の居抜きでの活用するひとも恐らくいるのではないかと思います。





国文化財の旅館「喜八屋」破産、売却の見通し〜国の文化財所有者が破産手続開始決定となるのは異例。

国文化財の旅館「喜八屋」破産、売却の見通し


国の登録有形文化財に指定されている喜八屋旅館旧館(10日、佐渡市小木町で)
 新潟県佐渡市小木町のホテル経営会社「喜八屋旅館」が、新潟地裁佐渡支部から破産手続きの開始決定を受けた。

 帝国データバンク新潟支店によると、負債総額は約5億6000万円。同社が所有する施設の一部は国の登録有形文化財に指定されており、文化庁は「貴重な文化財を残す道を模索してほしい」と訴えている。

 喜八屋旅館の前身「和泉屋」は、江戸時代後期から小木港を中心に廻船問屋を経営していた。1904年に火事で焼失したが、再建して旅館業に転じ、56年から新館でホテル経営を行っていた。同支店によると、95年12月期に年売上高約1億6500万円を計上したが、施設改装による借り入れなどで資金繰りが悪化。昨年4月末から営業を停止していた。

 文化庁によると、同旅館の旧館(木造5階)、別館(木造3階)、石蔵(石造2階)は、明治から大正にかけての建造物で、旧小木町の歴史的景観の一部を彩っているとして、2006年に国の登録有形文化財に指定された。

 国の文化財所有者が破産手続きの開始決定を受けるのは異例。建物は売却される見通しとなっており、破産手続き申請代理人の水島俊彦弁護士は「建物を失わない形で引き受け手が現れるだろうか」と懸念する。同社の桃井幸定社長(75)は「地域の人たちに申し訳ない」と話している。

(2012年2月15日14時11分  読売新聞)
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posted by 管理人B at 16:35| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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