親の介護にかかわらず、家に「捨てられない物」が多くある人は、貧乏への転落の可能性があることを示唆します。
簿記会計の規則に「貸借対照表」というものがあります。簿記の資格を持っていたり、「経営」に携わっている人は法人・個人に問わず当然基礎的な知識であるかと思います。
その「貸借対照表」において、「借方」と「貸方」という区分があり「資産」と「負債」と「資本(純資産)」というお金の仕分が存在します。
「資産」というものは、文字通り「お金」になるもので、「負債」というのは「お金」にならないものという言い方になりますが、もう一つの言い方は資産は「お金になる権利(債権)」で負債は「お金を払う義務(債務)」という言い方になります。
又、別の言い方をすると資産は、「お金を生み出すもの」、負債は「お金を食い尽くすもの」という言い方もあります。
つまり資産は「あると得するもの」負債は「あると損するもの」というような感じになるのかと思います。
そこで、家の中について考えてみると、陰陽道(易断)のように+(陽)と-(陰)というものが存在するといいます。
別の経済的な考え方でみると、家の中についても「資産」と「負債」に分けることができます。
つまり家の中で「資産」といえるものは、現金化して価値があるものや現金を増やすことができるようなものとすることができ、「負債」は家にあってもあるだけで「維持費」がかかるようなものとすることができます。
不動産の目からみれば建物や土地は「資産」と言えます。ローンがあれば「負債」と言えます。家の中つまり「動産」の目から見れば、現金・宝石・貴金属・高級絵画が「資産」であるならば、壊れたテレビや10年前の電気の非常にかかる冷蔵庫は「負債」です。さらに着なくなった背広や買ってももう使わないピアノなどは金銭的な価値があってもその維持にお金がかかるのであれば「負債」といえるかと思います。
家の片付けにおいて重要なのは「負債」を少なくするということです。「負債」が多くなれば生活もいつかは破綻します。家に必要のないものが多くあるということは「家の中に『負債』が多く存在する」ということになります。
家に物がおおいという事はそれだけ「スペース」が必要です。賃貸住宅でしたらアパート・マンションなどの住居スペースが広ければ広いほど家賃が増加します。だから物が多ければそれだけ家賃を多くかけているということになります。
今回の記事では「介護」により発生した親の持ち物の片付けとなっていますが、自身に置き換えても同じことが言えます。
介護より大きなストレスを生むことも……知られざる「親の家の片づけ」の壮絶現場~家の中(動産)には「資産」と「負債」があり「負債」を減らすことがとても大切。
介護より大きなストレスを生むことも……知られざる「親の家の片づけ」の壮絶現場
【この記事のキーワード】介護 , 本 , 親 2014.02.07
※画像:『親の家を片づける 実践ハンドブック』主婦の友社
医療の発達により、日本人の平均寿命は男性が79.94歳、女性が86.41歳と世界でも高水準を保っています(2012年データ)。しかし、ほかの人の手助けなしに自立した生活ができる「健康寿命」はそれよりも約10年短く、70歳くらいだと言われています。
「親が施設に入ることになった」
「親が脳梗塞で倒れて、ひとり暮らしができなくなった」
「認知症を発症し、片づけられなくなった」
自分が40代や50代になると、親の介護にかける時間が増えてくることでしょう。しかし、親の介護とともに始まるのが、それまで“親が住んでいた家の片づけ”です。
『親の家を片づける 実践ハンドブック』(主婦の友社/刊)は、そうした「親家片」(おやかた=「親の家を片づける」の略語)にいざ直面したときにどうすればいいのかが、体験談とともに紹介されている一冊です。
2013年5月に出版された前作の『親の家を片づける』(主婦の友社/刊)は、「親家片」の深刻な側面をリアルにとらえ、これから「親家片」をはじめる人たちを啓発する本として、大きな話題を呼びました。
親が住んでいた家には、膨大な量の「もの」があります。何十年にもわたって住んできた我が家。そこには、親の人生がそのまま詰め込まれていると考えていいでしょう。だから、前作『親の家を片づける』を読んだ人の中には、「親家片」を「断捨離」と重ねたという人も少なからずいたはずです。
しかし、「親家片」は「断捨離」とは全く異なります。「親家片」とは、「二度と帰らない親との日々の反芻」であり、「ものを処分してすっきりする」ことが目的ではないからです。
だからこそ、今まで胸の奥におさめてきた親に対する感情が剥き出しになることが多いのが、この「親家片」の大きな特徴です。
本書では67人から、その実例が寄せられていますが、その中には、「親を責めたくなった」と本音を吐露する人もいます。
「自分の気持ちのコントロールが大変でした。どうしてこんなにゴミがあるのだろうと思うと、怒りが抑えられなくなることもありました」
「私から見れば不用なものに、なぜ父があれほど執着するのか全く理解できませんでした。ものを捨てると怒り出す父を、私はすごく責めてしまい、父はすっかり意固地になってしまいました」
「ひとりで膨大な親のものを片づけていたら、亡き母がじっと私を見ているかのような気がしてゾッとしました」
こういった声がいくつも寄せられ、さらに、あまりにもものが多いせいか片づけをしている間に物欲がなくなり、好きだったインテリアや雑貨にも嫌悪感が生まれるようになってしまった、という壮絶な経験をしている人もいます。
また、「もっと親の面倒をみたかった」「もっとやれることがあったかもしれない」という親への想い、後悔がこみ上げてきたり、「私ひとりに(片づけを)押しつけられた」「いつも私だけが何もかもやらなくてはならない」など、兄弟や親せきに対する怒りを訴える人もいます。
親の家の片づけは、単なる「片づけ」ではありません。親と向き合う時間です。そして、それは、大きなストレスを抱え込むことになる可能性もあります。
この『親の家を片づける 実践ハンドブック』では、どのように「親家片」を進めていくべきか、準備段階から具体的に丁寧に教えてくれます。また、本書の最後には「大変だったけれど、親家片をやってよかった」という体験者の声たちが載っており、「親家片」に対して希望を見出せるはずです。
特に30代の方は、「まだ親が元気だから、親家片をリアルに感じられない」と思うかもしれませんが、いつ、そのときが来るかは分かりません。だからこそ、親が元気なうちに本書を読んでおいて損はないはずです。
(新刊JP編集部)
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http://biz-journal.jp/2014/02/post_4081_2.html(2014/2/7/ビジネスジャーナル)